デザインが「副業」や「事業」として注目される今の時代。
その中で、初心者でも再現できる「伝わる図解」を広め、多くの支持を集めているのがムーンさんです。
ムーンさんは、プログラミングからデザインへと活動の軸を変え、たった1ヶ月で仕事が舞い込むようになった異色の経歴の持ち主。
現在は図解の講座を運営し、多くのメンバーがその手法を学び、実績を積み上げています。
本記事では、プログラミングの学習からデザインの世界に魅了された経緯やX運用で大切にしていること、そしてオンラインサロン『ちんサロ』との出会いについて詳しくお話を伺いました。

記事監修者

さとちん
- X(Twitter)運用オンラインサロン「ちんサロ」主催
- Xフォロワー数:6万人
- Threadsフォロワー数:2,000人
- Voicyフォロワー数:3,700人
- 本業:SNSマーケター管理職
- 大学のSNS特別講師担当
- サンクチュアリ出版と正式コラボ
- sales force社にブログで紹介
- SNS Campus(エスキャン)X講座担当
※Xでも有益情報発信中
X(旧Twitter)を始めたきっかけ

──Xを始めたのはいつ頃で、きっかけは何ですか?
Xを始めたのは2022年の10月頃です。
最初はプログラミングの勉強を始めたものの、独学では分からないことが多すぎて…。プログラミング学習の情報収集や一緒に頑張れる仲間を探すためにアカウントを開設したのがきっかけです。
──発信内容を”図解”に変えた理由は何ですか?
プログラミングを学んで、Webサイト自体は作れるようになったんですが、ホーム画面のデザインを「おしゃれ」にできないという壁にぶつかったんです。
「おしゃれにするには、デザインを学べばいいんだ」と気づき、学習を始めてみたところ、その面白さにすっかりハマってしまって(笑)。
そこから発信内容をプログラミングからデザインへと変えました。
──いつ頃から図解を教えているのですか?
発信内容を変えてから、わずか1ヶ月ほどでお仕事をご依頼いただくようになりました。
そのあと、2023年5月に無料でCanvaのテンプレートを配布したのですが、ただ配布するだけでは「どうやって使うのか分からない」という方もいるだろうと思い、セミナーを開催したんです。
「使い方をもっと知りたい」という声に応える形でコンサルのような活動を始め、教えているうちに私自身も「教えること」の面白さを感じるようになりました。
1年ほどかけて講座の準備をし、2024年10月から『ちんサロ』内で講座を開講しました。大変ありがたいことに現在、受講生は60名を超えています。
ムーンさんのX(旧Twitter)運用術

──図解を作るときに、意識している点はありますか?
「見て分かりやすいか」「見た人が『やってみよう』と行動に移せるか」の2点を意識しています。
ターゲットは、これからデザインを始めたい初心者の方です。
私自身もそうでしたが、初心者のうちは「何が正解か」が分からないことが多いと思います。だからこそ、「誰に何を伝えるのか」を明確にすることで、迷わず伝わる図解になるよう心がけています。
──これまでに伸びた図解や反響が大きかった図解はありますか?
爆発的にバズったものはないですが、「視線誘導」に関する図解は伸びましたね。
あと「デザインはセンスではない」というテキストを入れた投稿は、多くの人の共感を呼びました。
受講生の中にも「自分にはセンスがないからできない」と思い込んでいる方がいて、「え? デザインはセンスじゃなくていいの?」という驚きや反応が大きかったのだと感じます。
──Xを伸ばすうえで意識していることはありますか?
私の場合、「数字を伸ばす」ことよりも「届けたい」という想いの方が強いです。
誰かの悩みが解決できたらいいなと思っているので、インプレッションやフォロワー数などの数字よりも “届ける” ことを大切にしています。「見た人の背中を押せるか」「行動を変えられるか」という点ですね。
そのために「インプットして学ぶ → やってみる(作る) → 投稿する」というサイクルを繰り返すことを常に意識しています。
60名以上が受講!ムーンさんの図解講座

──教えるうえで大切にしていることはありますか?
とにかく「手を動かすこと」「良いものを見ること」の二つです。
もちろんデザインには理論やルールがありますが、外に出れば見るものすべてにデザインが含まれています。スーパーのお菓子のパッケージやお酒のラベル、映画のポスターなどを興味深く観察すると、きっと何かのインスピレーションを受けます。
そして、手を動かすこと。
受講生にも「学ぶ → すぐやってみる → 投稿する」のサイクルを意識することをお伝えしています。良いデザインを見たら「なぜ良いのか」を言語化して、インプットの質を高めることも大切ですね。
──受講生に言われて嬉しかったことはありますか?
たくさんありすぎて全部はお伝えできないのですが、「図解を作るのが楽しくなった」「人から褒められた」という声はとても嬉しいです。
とくに印象的だったのは、「ムーンさんの活動は、受講生の図解を通じて “綿毛” のように広がってますよね」という言葉です。
私が教えた図解のノウハウが、タンポポの綿毛のようにふわっと広がっていくイメージが嬉しくて、ショート動画も作ってしまいました(笑)。
自分の教えたデザインが「ムーンさん流」として認識されていくことにやりがいを感じますし、受講者さんが作った図解を見ただけで「これムーンさんの教え子だ!」と分かることもあるみたいで。
ちんサロ内でも「この方、ムーンさんが教えている人じゃないですか?」と言われるくらいなんですよ(笑)。
さとちんさんとの出会い。ムーンさんが実感したちんサロの環境

──さとちんさんを知ったきっかけは何ですか?
Xでフォローしている方たちが『ちんサロ』の話をしていたのがきっかけです。
当時、別のサロン(いれぶん塾)に入っていて、いれぶんさんと「さとちん」さんの対談があったんです。その中で、『ちんサロ』オーナーのさとちんさんが優しそうな方だなと思ったことと、サロン独自の「ミーティング(勉強会)」に参加してみたいと思ったのが入会の決め手です。
──ちんサロ入会後の印象や良かったことはありますか?
入会直後の印象は「なんだ、この優しい人たちの集まりは!」でした(笑)。
入会時のフォロワーは930人ほどだったのですが、年末までに1,000人を達成したいと思い、サロン内で「年内に1,000人達成したいです」と応援をお願いしたんです。
するとすぐに、さとちんさんがフォローしてくださり多くのメンバーも即座に応援してくれて、無事に年内に1,000人を達成できました。
あの時のメンバーの「熱量」と「パワー」には、本当に感動しましたね。
──ちんサロのおすすめの活用方法はありますか?
「とにかくミーティング(勉強会)に出ること」ですね。
ちんサロでは毎日ミーティングが開催されているのが特色で、そこから学びと交流が生まれます。曜日ごとに特色のあるミーティングが開催されていて、そこの講師をサロンメンバーで担当しているのが本当にすごいことだと思います。
外部の講師ではなく “サロン内のプロが講師を回していく” という独自スタイルなんです。ミーティングに参加すると認知されたり、X上でも交流が深まったりするメリットもありますよ。
ムーンさんの今後の目標

これからは「デザインのスクール」を作りたいと考えています。
デザインを仕事にして、自立していける方が増えるようなスクールにしていきたいです。
「センスがないから」「難しそうだから私にはムリ」と思っている方に「デザインって楽しいよ!」「センスじゃなくて理論だよ」ということを伝えていきたいですね。
さいごに:X(旧Twitter)を伸ばしたい人へのアドバイス
Xを運用していると、たくさんの情報を目にすると思います。まわりの情報に惑わされすぎず、「自分で決めて、自分でやってみる」姿勢が大事です。
失敗してもそれで終わりではありません。「どうすればいいのか」を考えて、繰り返していくこと。
そして「どの環境で学ぶか」は非常に重要です。一人で悩まず、『ちんサロ』のような「仲間を見つけられる場所」を活用してほしいですね。X運用に悩みながら一人で頑張っている方は、ぜひ参加してみるのがおすすめです。
図解やCanvaに興味がある方も来ていただけると嬉しいです!
以上。










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